先頃、テニスの錦織圭選手の活躍が大きな話題になったが、ここベイエリアにもUSTA(米国テニス協会)のもとで明日のトッププロを目指して頑張っている女の子がいる。奥野彩加さん(12歳)だ。2007年は12歳以下の全米ランキングはシングルスが5位、ダブルスは1位という堂々たる成績。2008年も1月1日に行なわれた全米最大のナショナルトーナメントの決勝戦で、シングルスでは準優勝に甘んじたもののダブルスでは見事優勝したのを皮切りにU14以下の大きな3大会に出場し、現在17連勝中で通算19勝1敗(2月20日現在)。U−14のナショナルランキングも昨年末223位から僅か二ヶ月で160人以上をごぼう抜きする驚異的な躍進で61位、U−12では何と全米5位だ(3月5日現在)。日本からも用具などのサポートのオファーが来ている。
彩加さんは、「テニスが私の命。プロになりたい」と言う。プレーのスタイルはチャンスとみればガンガンゆく攻撃型だ。憧れるプロは「コートの使い方のうまいフェデラー、根性のシャラポア、集中力のアガシ」、そしてグラフだ。2006年US Open のイベントで彩加さんのプレーを見たグラフが特に望んでしばらく、自ら彩加さんとラリーを行なったという。USTAのコーチも彩加さんに注目しており、将来有望と目されていることは間違いがない。
その彩加さんがテニスと出会ったのは5歳の時だ。お母さんの恵さんの奨めだった。「はじめは子供たちに英語を学ばせる為に何かスポーツをやらせるのがいいかなと思ったんです。彩加は昔から握力が強かったのでテニスなんかいいんじゃないか、という親の勝手な思い込みで始めたんです。そうしたらはまってしまって」と語る。負けず嫌いの彩加さんはメキメキとテニスの腕を上達させた。8歳の時に初めて小さなトーナメントに出場した。10歳のグループで初出場、初優勝。「こりゃ、いけるんじゃないか」。こんどはお母さんとお父さんの貴史さんもはまってしまった。 |