 北河氏はサッポロUSAのアメリカ市場での位置づけについて、「サッポロUSAは1984年に設立され、翌年から22年間にわたりアメリカのビール市場におけるNo.1 Japaneseの地位を保ち続けております。2007年の出荷数量も前年と比べて9%伸びています。これはビール総需要の1%増はもちろん、輸入ビールの伸び7%をも上回っています」と述べる。アメリカのビールと言えば誰もが思い浮かべるバドワイザーやミラーなどのメガブランドの伸びが鈍化する中、輸入ビールは順調に業績を伸ばしている。その要因を北河氏に尋ねると、「アメリカ人の嗜好の変化と言えると思います。安くて手軽なビールもいいが、高くてもコダワリの利いたビールが飲みたいという層が増えてきました。クラフトビール(地ビール)のブームもその表れでしょう」と分析する。
その好調な輸入ビールの中でも特にサッポロはNo.1 Japaneseの地位を保ち続けているというが、その秘訣は何だろうか。
「第1には日本食ブームにうまく乗ることができたということが挙げられます。日本食レストランに行けばサッポロが飲めるという流れを作ることができました。第2に、シルバー缶の成功です。当時アメリカにはあのような形の缶はなく、見た目にクールで、アメリカの方々の目には日本のビールメーカーの技術の高さを象徴するものに映ったようです。シルバー缶がサッポロのイメージとして定着し、小売での扱いが増えました。」
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